年越し蕎麦はなぜ食べるのか?

昨日そば打ち場の大掃除をしました。

あらゆる所を磨き上げ。日頃使わせてもらっている感謝を込めてピカピカにしましたよ。でも大掃除って仕事納めにするイメージじゃないですか?

そば屋は前もってしちゃいます。なぜかって?それは31日までとても忙しいので掃除なんてできないから(笑)

これから三日間いっぱい使いまくりで散らかるのに大掃除(笑)掃除してもムダかと思いながらもやはりこういうのは気持ちっす。綺麗なところで作業すると気持ちが違います。やる気が起こります。なのでムダじゃないと自分に言い聞かせながら大掃除しました(笑)

どうもこんばんわ。掃除したのであまり汚したくない!!今だけ潔癖症なそば屋がまこう庵2代目そばっこです(笑)

年越し蕎麦はなぜ食べるのか?

そば屋をしてるとこの時期聞かれる質問があります。それは『なぜ年越し蕎麦を食べるのか?』という質問。

大晦日にそばを食べる習慣は鎌倉時代が始まりと言われます。700年前に博多で中国の貿易商人が承天寺というお寺で世直しそばと称してそばがきを振る舞ったところ、翌年から運がよくなったので、大晦日に運そばを食べる習わしができたのが始まりと言われます。

なので年越し蕎麦を食べると運気が上がると言われています。

年越し蕎麦を食べると金運が上がる、金が集まる、金がきれないとも言われます。

その由来は江戸時代の金粉職人が金粉を集める時にそば粉を使って集めてた事からそばを食べると金が集まるという意味もあるそうです。

細くて長いそばは長寿の意味合いもあり翌年も健康でいられるとか。切れやすいそばはその年の厄を切るという意味でも食べられていました。

年越し蕎麦を食べる。すごく縁起が良いことなんです。

でも気をつけないといけないのが年が明けてからの年越し蕎麦を食べるのは逆に縁起が悪いのでぜひ年を越す前にそばは食べましょう。

薬味で外して欲しくないのがネギです。ネギには労を労うという意味もありますので一緒にネギを食べて一年間の労を労いましょ!!

年越しに何か食べる風習は日本だけではない。

日本では年越し蕎麦は当たり前の風習ですが世界でも年越しに食べるものってあるみたいです。

少し紹介しますね

イタリアなどではレンズ豆という平たい豆の煮込みが定番になっています。
日本ではなじみがない豆ですが、小銭に似た形をしているため、これを大晦日に食べると金運が上がるとされているのです。

スペインでは新年のカウントダウンに鳴らされる鐘に合わせて、ぶどうを12粒食べるのが慣わしです。日付が変わるまで12回鳴らされる鐘に合わせるそうなのですが、結構早いので慣れないと難しいとか。本来のぶどうの時期ではありませんが、このために12粒入りに小分けしたぶどうが売られているほど、なくてはならないものなんです。

ブラジルではレンズ豆は富と繁栄を招く縁起物とされており、大晦日には料理に取り入れることが多いのです。ブラジルでよく作られるのが米とレンズ豆にスープです。食べた分だけ金持ちになれるという考えなんだとか。地域によってはレンズ豆のおかずに金貨を入れて、それがあたった人が新年は経済的に良くなるという言い伝えなんていうものもあるそうです。

大晦日の夜の食卓には形が丸い食べ物がずらりと並ぶフィリピン。金貨の形である丸いものを食べることによって新年はお金に困ることがないという言い伝えなんだそうです。特に最初から形が丸い果物のメロンやオレンジなどが並ぶのですが、一年の12ヶ月を表すように12種類の丸い食べ物を並べることあります。

世界でもやはり縁起物を食べるという習慣はあるんですねーー。

今年最後に食べるもの。

今年最後に食べるものが年越しそばって方も多いですよね。

そう考えると急に緊張感が出てきます。プレッシャーですよ。

なんたって今年のシメの食べ物ですからね。皆様が来年も良い年でありますようにと願いながら残り三日間そば打ちを楽しみたいと思います。

多分今年最後のブログかなーって思いながら書きました。

今年一年そばっこブログにおつき合いしていただき感謝です。

来年も懲りずに書いていきますのでよろしくお願いします。

一年間ありがとうございました。それではまた来年ですね。またねーーー。

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がまこう庵

宮崎県 都城市 吉之元町5186

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1977年宮崎県都城市生まれ、そば屋がまこう庵2代目。 (株)がまこう庵代表取締役、都城産のそばを多くの人に知ってもらい喜んでもらいたい。そして都城のそばを世界へ。 自分の育った都城が大好きでそばと共に都城の事も発信していきたい。
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