おはようございます。
飲食店あるある。
ゴールデンウィーク明けの次の日も意外と忙しい。
理由はサービス業の人が休みになるから。
ゴールデンウィークの代休をとるお店が多いから。
そんなことをスタッフやSNSで発信しました。
知ってる感たっぷりで。言っちゃいました。
そして昨日。暇でした。
あははは。お恥ずかしい、張り切ってただけに(笑)
人の動きは読めませんね。
どうも。いつも読み切れないそば屋の二代目そばっこです(苦笑)
この時期の南九州での食べ物とい言えば
この時期の南九州での食べ物とい言えば「あくまき」
あくまきとは。
木や竹を燃やした木灰からとった灰汁(あく)に浸したもち米を、孟宗竹の皮で包んで、灰汁水で数時間煮込んで作る
独特の餅です。
あく汁に一晩漬け込んだもち米。
それを竹の皮に包みます。
大きな鍋で2,3時間。結構な長時間煮ます。
竹の皮を開くと茶色いお餅が出てきます
これを結んでいる竹の皮のヒモできゅっと縛るように小分けに切ります。
食べ方はいろいろありますが
一番オーソドックスな食べ方はきなこ。
わさび醤油やショウガ醤油で食べるのもなかなかおいしいです。
あくまきの歴史
いつも思うのです。
なぜ木灰を料理に使おうと思ったのか?
灰ですよ。
そんなあくまきも灰料理
あくまきの始まりが面白いんです。やはりこういうことから始まるんだなーって思いました。
「あくまき」の歴史は古いようです。平家の落武者が伝えたものだとか、陣中で焚火のあとに置いていた握り飯に、たまたま雨が降って灰汁が染み込み、握り飯が腐らなかったことが起こりだとか言い伝えられています。
こういうことらしいです。
たまたま握り飯が焚き火の中に落ちて雨が降ってできた産物。
偶然が生んだものだったんですね。
でも一つ現代ではこういうことは生まれなかったんだろうなー。
焚き火もする機会もあまりないですしね。
灰に落ちたおにぎり。
しかも雨にうたれたおにぎり。日もたっているおにぎり。
コレを食べて。なんか食べれるじゃんって思ったのが始まりなんですって。
普通は食べないですよね。
この状態のものは。
でもこういうのって大切だなーって思うのです。
食べ物がどれだけ大事な時代だったのか。
今の人はどれだけ食べ物に恵まれているのか。
そんなことを改めてあくまきを食べながら感じました。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございます。


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