お蕎麦の美味しさに欠かせないものが湧き水

クリスマスも終わり。いよいよ年末、お正月ですね。年末の年越しそばの問い合わせが増えてきましたこうなるといよいよだなーー。

年に一度の年末年越し祭りがもうすぐです。年越し祭りと言いましたが、特に何もしません。ただただ自分がいっぱいそばを打つから祭りなんです(笑)

どうも。おはようございます。気持ちを盛り上げて乗り切ろうと必死なそば屋がまこう庵2代目ガモジュンです。

湧き水ってなんで美味しいんだろ。

がまこう庵は湧き水で営業しています。というかこの地区は水道は通ってません。

霧島の湧き水がこのあたりの住民の生活水なんです。湧き水ってなんでこんな美味しいでしょうね。料理で使ってもよし、お茶を飲んでもやはり美味しい。

がまこう庵の美味しさの秘密はやはりこの水なんだと思う。

湧き水。響はいいけど大変な見えない部分もあるんです

でも湧き水っていうとなんだか響は良いのですが意外と大変なことも多い。

先日湧き水の水源地掃除に行ってきました。

夏と冬。年に2回湧き水の水源地の掃除をします。真夏の暑い時と極寒の冬。

この水源地までが大変なんです。軽い山登りです。もちろん山道とかありません。獣道です。草の中鹿が通ったであろう道を登っていきます。ヒーヒー登ること1時間ようやく水源地。あんなに寒かったのに一汗かいてます(笑)まー良い運動です。そして水源地の掃除なのでもちろん水を触ります。手がちぎれるくらい痛い。麻痺しながら掃除をするんです。

もう一つ大変な事もあります。湧き水は無限にあるわけではない。

どういうことかと言うと水が少ない時もあると言うことなんです。この湧き水は雨の多い夏は豊富にあって心配ないのですが冬は雨が少ないので水が出なくなります。

大事に大事に使うのです。貴重な湧き水を分け合いながら無駄のないように使うのです。自然とうまく付き合う。ここでは人が中心じゃない。自然の一部に人間がいるんだと思う。人間って自然の中ではこんなもんです。

山の中って楽しいこともあります

水源掃除キツイとか山登りが大変とか言いましたが。

登ってみると森の中は気持ちいいです。

もののけ姫に出てきそうな森。

鹿とか普通にいます。野生動物に遭遇なんて驚きません。

見てください。このツタ。めちゃくちゃ太いです。龍のように木の上まで伸びてるんです。かっこいいっす。普通にぶら下がってターザンと出来そうでした(笑)

木の幹が二つに分かれてまたつながり伸びている木。生命力を感じます。自然が作ったアートです。

ここで生活して思うこと

湧き水と付き合う。それは自然と付き合うと言うこと。大変だけどこれがこの辺では当たり前でみんながうまく付き合ってます。

これから色々文明は発達していくと思います。世界はものすごいスピードで変化して便利になって行くのでしょうね。

自分はここで生活して思うことがあります。そんな便利な時代になってもこのあたりは変わらないだろう。みんなこんな生活を普通にして生きていくんだと思う。

はたから見れば時代遅れな生活かもしれない。田舎くさいかもしれない。でもここでの生活がこれからもっと貴重になるんだと思う。いやここが魅力的な場所になるんだろう。

だからこれからも自然とうまく付き合おう。そんなそば屋でありたいと思います。

って誓う年末でした(笑)

それではまたです。

年末年始の営業のご案内

年末は休まず営業。31日は15時までの営業

年明けて1日、2日休み。3日が初商いです。

がまこう庵

宮崎県 都城市 吉之元町5186

◎営業時間午前10時〜午後5時

◎定休日毎週火曜日・第1水曜日(祝日の場合は営業)

◎電話・ファックス0986・33・1226

◎メールinfo@gamakoan.jp

がまこう庵の詳しい情報はこちら

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1977年宮崎県都城市生まれ、そば屋がまこう庵2代目。 (株)がまこう庵代表取締役、都城産のそばを多くの人に知ってもらい喜んでもらいたい。そして都城のそばを世界へ。 自分の育った都城が大好きでそばと共に都城の事も発信していきたい。
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