生産者がいるからそば屋ができるのです。当たり前だけど。この感謝を忘れてはいけない。この当たり前があってお客さんに喜びを伝えられる。

昨日今日とがまこう庵はお休みを頂いております。知らない人もいると思うので一応伝ええておきますね。がまこう庵の定休日は毎週火曜日と第1水曜日です。よろしくお願いします。そして毎年春休みのこの連休には毎年家族旅行に出かけているのですが今年は控えました。そうですコロナの影響です。楽しみにしていただけに残念ですがしょうがないですね。そんな自粛の休みは娘と風船でバレー。

ほんと飽きもせずに(笑)最近やりすぎて娘が風船の扱いが上手くなりました(笑)

どうもおはようございます。遊びながら続けると人は上達するんだなーってものすごく近くで感じているそば屋のそばっこです。

今日の話題は風船とは全く関係ない話(笑)そば屋のただただ頑張ってるアピールのブログです(笑)

そばを美味しくする為にやっているそば屋の見えない努力を伝えたい

去年の12月に、この辺りのそばの収穫が終わりました。その収穫されたそばが1月、2月と続々とがまこう庵の倉庫に運ばれました。今年は豊作の年でしたよ。ここ4、5年はずっと不作が続いていた地元のそば。今年は倍の8トン。約340俵です。大豊作となったわけです。ちなみに去年が2トン弱。

トータル8トン(340俵)

大豊作すごく良い事なんだけど。実はこの大豊作の喜びとはウラハラに保存をどうしようという悩みもありました。

保存の仕方はこの1俵1俵の紙袋に入ったそばをアルミの袋に入れかえて真空状態に。それを冷蔵庫に。そばの美味しさを損なわないように保存するんです。

この詰め替え作業がとても地味ですがそば屋にとってはとても大事な作業。でも時間や労力的にはきつい作業でもあるの。

1日に多くても20俵くらいしか処理できない。だから空いた時間を使いこそこそとやってきました。

あとこの作業を終わらせないといけない期間があるんです。できるだけ寒い季節に終わらせないといけない。それはなぜかって言うと鮮度の問題です。暖かい季節になるとそばの質が落ちます。だから寒い季節に袋に入れて真空保存したいのです。

今年は末っ子がいっぱい手伝ってくれました。助かるなー

こうやって詰め終わると冷蔵庫に入れて保管します。真空状態で低温保存する事でそばの質が変わらず2年間くらい保存できます。

今年は量が多すぎたので詰め変える作業はほんと大変でしたーー。そして量も倍以上になったので保管する冷蔵庫も足りなくなりました。そりゃそうですよね。こちらも悩みましたが勇気をだして設備投資。新しく冷蔵庫も導入し対応しました。

どーんと。

こうして実は見えないところでそば屋の努力をしてるんです。そしてこれ。自分で伝えないと誰にもわかってもらえないの。だからこうしてブログに残して、頑張ってるアピールをするんです(笑)

そして今年は何と言っても量が多い。例年以上にそば屋を頑張らないといけないとプレッシャー1人でひしひしと感じています。どうしょうって悩む。でも大丈夫って思う楽観的な自分もいるけど(笑)

生産者がいるからそば屋ができる

今回はやっぱり何と言ってもそばの量が多かった。豊作っていうのもあるけど。例年使う量の倍だもんなーー。

毎年お願いしている地元の生産者の農家さんから次々と持って来てくれるたびに内心はドキドキ。こんなに買い付けて良いのだろうか?1年間に4トンから5トンを消費します。しかし今年ははるかに超えて倍の量の8トンです。

不安と焦り。

この毎年そばを作ってくれる農家さんからのそばは絶対に全部買い取ろうと自分では決めています。毎年作ってくれる農家さんだけねここは大事。

お願いして作ってくれてるし、不作の時も豊作の時もしっかり自分が責任持っていかないと。苦しくてもこれだけは約束だと思うようにしてる。それでないと生産者に申し訳ない。そりゃ焦るし不安にもなる。後のことを考えてない経営者かもしれないけど。計画性のない経営者かもしれない。

うん。でも。これは気持ちの問題なんです。今年に限っては生産者の人がみんな気を使ってくれた。「もし無理な時は遠慮なく言ってね」って言ってくれた。でも全部買いましたけどね。だって生産者は売り先を考えないといけないし、豊作な時ほど売り先もないし、安くで叩かれるだけだもん。うちも新規のそばを売りに来た人は全部断ってしまったし。ごめんなさい。

という事で今日は何が言いたいかって言うと。そば屋は生産者がいて成り立つ商売です。お客さんにも感謝だけど生産者にも同じように感謝なんです。自分がそば屋でいれるのも生産者のおかげなんだから。生産者がいて自分はお客さんを喜んでもらえる事ができるんだもんね。

それじゃまたですねーー。

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1977年宮崎県都城市生まれ、そば屋がまこう庵2代目。 (株)がまこう庵代表取締役、都城産のそばを多くの人に知ってもらい喜んでもらいたい。そして都城のそばを世界へ。 自分の育った都城が大好きでそばと共に都城の事も発信していきたい。
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