がまこう庵の手作りこんにゃくは作り方が時代遅れ。もはやこんな作り方では誰も作りたがらない。けどそこが魅力でもある。

がまこう庵はそば屋なんですが、それ以外にも色々加工品を作っています。この土地で取れたものをそば屋で加工し販売する。加工品によってこの霧島の魅力をもっと知ってもらいたい。田舎のそば屋の魅力を存分に知ってもらいたいからなんです。

どうもこんばんは。口下手ですがこういうアピールは得意なそば屋がまこう庵そばっこです(笑)

今日もガンガンアピールしていきますね(笑)

がまこう庵の手作りこんにゃくは昔ながらの作り方で作っています

生のこんにゃく芋をすり潰し、アク汁と混ぜ合わし、固めます。これが昔ながらのこんにゃくの作り方です。

その前にアク汁って何かわかりますか?

アク汁の材料は薪ストーブの燃えたカス(木灰)。がまこう庵は木灰すらムダにしません(笑)この灰にお湯をかけて布の上で濾過したものがアク汁になります。

茶色い濁った液体がアク汁。アルカリ性の液体で、触ると少しぬめりがあり。舐めるとピリっします。

このアク汁と生のこんにゃく芋。がまこう庵のこんにゃくの材料はこれだけ。この2つを使いこんにゃくを作ります。とてもシンプルな材料の料理です

こんにゃく作りは難しい

でもこの作り方。昔ながらの作り方のこんにゃくなんです。効率的にも悪いし、何と言ってもめんど臭い。何がめんど臭い(めんど臭いとか言ってごめんなさいw)のかって言うとアク汁が安定しないので作る時大変なんです。

というのも木灰。薪ストーブで色々種類の木(雑木)を燃やすので木灰が一定でないのです。その時その時でアク汁の濃度が変わってしまう。それによってこんにゃくが固まってくれないという失敗をします。この辺りがこんにゃく作りの難しさでもあります。

今はこんにゃくを作る時は凝固剤というものがあります。この凝固剤を使えば手軽に簡単にこんにゃくが作れます。この凝固剤で固めるやり方が今のこんにゃくの作り方の主流なのです。そりゃそうですよね。簡単だし楽だし安定してる。

一方アク汁を使ってのこんにゃくの作り方は難しいし、手間がかかるし、安定しない。こんな昔ながらの作り方はもはや時代遅れで効率の悪い作り方なんだろうな。

でもがまこう庵は昔ながらのやり方でこんにゃくを作ります。それはやっぱり味です。凝固剤の作り方では出せない優しい自然の味わいのこんにゃくができる。それは好みもあるかもしれないけど自分はこの手作りこんにゃくの味が大好きなんです。そして何と言ってもこの作り方は先人の知恵が詰まっている。この技術はほんと素晴らしい。こんな作り方を考えた昔の人はすごいなーーって毎回思う。

決して普通のお店ではこんな作り方はやらない。でもがまこう庵はやるの。それが田舎のそば屋のやり方なんです!!それが田舎の魅力なんです。っと言ってみる(笑)

という事で今日は何が言いたいかって言うとがまこう庵の手作りこんにゃく。

田舎ならではの手作りこんにゃくです。薪ストーブから出る木灰をアク汁にし、生のこんにゃく芋と混ぜあわせる。この辺りのおばあちゃんが作っていた昔ながらの作り方で作っています。独特の食感がたまらない。生姜醤油で刺身こんにゃくで食べるとつるっとしたアクの香りがしてとても美味しいですよ。煮物にすると硬めのしっかりした食感になりま...

通販販売します!!

そこーーーーー。いきなり営業(笑)そうです。何を隠そう実は自分。根っからの商売人なんです(笑)

そして手作りこんにゃくをたくさんの人に食べてもらいたいのーーー。散々こんにゃくの事を書きましたが結局言いたいことはこれでした(笑)

気になる方は買って食べてみてくださいね。マジで!ビールと合います。そば屋が自信をもってオススメします。まー自分のお店の商品なんだけどね(笑)

それじゃまたですねーー。

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1977年宮崎県都城市生まれ、そば屋がまこう庵2代目。 (株)がまこう庵代表取締役、都城産のそばを多くの人に知ってもらい喜んでもらいたい。そして都城のそばを世界へ。 自分の育った都城が大好きでそばと共に都城の事も発信していきたい。
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