アヒルさんと共に作ったお米の米麹が入ったがまこう庵特製柚子胡椒が今年もできましたーー。

最近朝晩が寒くなってきましたね。こうやって秋から冬へと変わっていくのですかね。正直寒いのがとても苦手です。朝布団から出るのがとてもつらいですもん。

どうもこんばんわ寒いせいにしましたが年中布団から出るのが苦手な蕎麦屋がまこう庵2代目かもじゅんです(笑)

でも寒いと美味しいものがあります。それは鍋。鍋はほんと美味しいです。そんな鍋に必需品は柚子胡椒です。柚子胡椒があるとないとでは鍋の美味しさが大きく変わりますよ。

がまこう庵の特製柚子胡椒

がまこう庵ではこの時期になるとめっちゃ人気な自家製の特製柚子胡椒があります。自分で言うなよって話だけど(笑)

柚子胡椒を去年の12月に仕込みました。まろやかで旨味のある柚子胡椒になるようにじっくり壺に入れて10ヶ月寝かしていました。

先日その壺を先日あけました。柚子胡椒解禁です。開けてすぐにゆずの香り。うんうん。良い感じの柚子胡椒だな。今年も待ってたよーーって感じ。

なんで待っていたか?それはこれから鍋の季節じゃないですか。柚子胡椒で食べる鍋がかなり好きなんです。お鍋はもちろんですが。味噌汁や刺身、炒め物。使い方は無限の調味料。お肉料理にもめちゃくちゃ合うとお肉のプロが教えてくれました。大学友人のお肉博士の片平さんもかなり褒めてくれたもん。その片平さんの紹介であの誰でも知ってるホテルオークラ東京。その中にある「鉄板焼きさざんか」という高級なお店でもこんな田舎のそば屋の柚子胡椒使ってもらえてるんです。すごくないですか?友達の紹介だけど(笑)

そして何と言っても麺料理に柚子胡椒は合います。蕎麦、うどん、ラーメン、パスタなんでも合います。

あー柚子胡椒はもはや万能調味料なんだと勝手に思い込んでいる最中です(笑)

柚子胡椒(ゆずこしょう)九州では当たり前の調味料なんですよ。どの家庭にも一本はあるんじゃないかな。いや今ではもう全国的にも有名な調味料の一つになってますね。

だって当たり前のように普通にスーパーに売られているし、多種多様な柚子胡椒があふれている。じゃ。どれでも柚子胡椒は同じなのか?がまこう庵の柚子胡椒は他の柚子胡椒と何が違うのか?

疑問ですよねーー。気になりますよねーー。

他の柚子胡椒との違いとは?黄色い柚子胡椒は珍しい。

普通、柚子胡椒は緑色や赤色が一般的。でもがまこう庵の柚子胡椒は黄色。黄色って珍しいのでよくお客さんになんで黄色い柚子胡椒なのか聞かれます。柚子胡椒の色はゆずの収穫時の色。そして唐辛子の赤色が混ざり、濃い黄色い色になるんです。

ちょうど今の時期(10月くらい)まだゆずは緑色してます。それが徐々に黄色く熟しています。唐辛子は緑から赤へと変化します。その時収穫したゆずの色と唐辛子の色で柚子胡椒の色がこんな色になるんです。ゆずの収穫のどのタイミングで加工するかによって柚子胡椒の色が緑になったり、赤色になったり黄色になったりします。がまこう庵は黄色に熟したゆずと赤に熟した唐辛子を使っているので黄色柚子胡椒なんです。

去年、収穫した黄色に熟したゆずを収穫。この収穫って大変なんですよ。ゆずの木にはすごく尖ったトゲが枝にいくつもあります。油断するとすぐ怪我します。そして何を隠そうこのゆずを収穫したのは自分です。そば屋です。ここだけはしっかり伝えたい!!!みんなに知ってほしいの(笑)

唐辛子も真っ赤になったものを使います。お隣町の高原町の友達が作ってくれた唐辛子です

柚子胡椒で使う塩。保存的な役目で大事な塩ですがこれにもこだわりがあります。

さすがにこんな山に囲まれた周辺では塩は取れません。なので同じ宮崎県串間市の知り合いの太田商店さんが手作りで釜で炒った宮崎の海から作られた塩を使わせてもらっています

自分たちの目の届くものを使い加工して商品にする。これががまこう庵のやりたいこと。材料を全部知ってるから、そりゃ愛情も湧きまくりです。こんなの誰もマネできない。大手の食品会社とか絶対作れない。絶対に作ることのできない柚子胡椒です。だってコストが高すぎるし手間もかかるし、手作りで小さいお店だからできる技。はぁ小さいお店でよかったーーー(笑)

この柚子胡椒。他とはもっとも違うところがあります。

柚子胡椒の材料となるものはゆずの皮、唐辛子、塩の三つ。これが普通のレシピで使われる材料です。意外とシンプルな材料ですよね。もちろんこれだけでも美味しい柚子胡椒はできます。でもがまこう庵の柚子胡椒には他とは違うものを使って作っています。それは自分たちの育てたお米(アヒル米)に麹菌を混ぜた米麹を一緒に合わせて作っているところ。柚子胡椒に米麹が入っているというのが他と違うんです。麹パワーで美味しい柚子胡椒になるんです。食べてもらうとわかるけど麹の香りがこれまた良い感じです◎

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これが大きく違うウチの特徴の柚子胡椒だと思うんです。麹の力により壺で10ヶ月寝かせることによって、柚子胡椒がより熟成がされ旨味が増すと言うことです。

でも加工するのが大変

柚子胡椒を作る上で一番過酷な作業があります。それは全てを細かくして合わせる壺に入れる作業。唐辛子がどエライ事になります。部屋中が唐辛子になります。喉、鼻をやられます。奥様がその対策で考えたのがこの格好(笑)こうする事でだいぶ作業がきつくなくなるみたいです。

この過酷な作業は奥様担当(笑)自分は収穫担当なんです。お互い住み分けは大事ですよね(笑)

写真をニヤニヤしながら撮ってると睨まれる。。。ってなんでやーーー(笑)

こんな夫婦愛の詰まった柚子胡椒はどこにもありません(笑)普段は会話の少ない夫婦ですが夫婦共同作業の賜物。これががまこう庵自慢の柚子胡椒なんです!!

もしもこんな柚子胡椒が欲しい!!って思われた方はこちらからも購入できます。がまこう庵オンラインショップです。

手作りの柚子胡椒なのでそんな多くないです。なくなる前に買ってくださいね。

ちなみに去年は500本できました(11月末には完売)今年はなんと倍1000本くらいできる予定です。なぜこんな多くなったかと言うと近所のゆずを分けてもらったのと豊作だったからです。毎年できる量が違うのもがまこう庵の良いところです(笑)

と言う事で今日はがっつり柚子胡椒の宣伝でした(笑)ごめんなさい。

またですねーー。

がまこう庵

宮崎県 都城市 吉之元町5186

◎営業時間午前10時〜午後4時

◎定休日毎週火曜日・第1水曜日(祝日の場合は営業)

◎電話・ファックス0986・33・1226

◎メール gamakouan@gmail.com

がまこう庵の詳しい情報はこちら

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1977年宮崎県都城市生まれ、そば屋がまこう庵2代目。 (株)がまこう庵代表取締役、都城産のそばを多くの人に知ってもらい喜んでもらいたい。そして都城のそばを世界へ。 自分の育った都城が大好きでそばと共に都城の事も発信していきたい。
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