はい。今年もできました!!!がまこう庵の手作り芋こんにゃく。プルプル食感とかもう最高っす

仕事から帰ってする事。お風呂に入りビールを飲む。ただこの2つの行動だけど。すごく1日の疲れが癒される瞬間でもある。

さらにたまに末っ子がビールをグラスに注いでくれる。注ぎ方とかわかんないので泡が多めのビールになってしまう。それでもこのビールが世界で一番美味しいビールじゃないかな。

どうもこんばんわ。のっけから親バカっぷり全開のそば屋がまこう庵2代目SOBAっこです(笑)

今の時期もう1つビールを飲むときの楽しみがあります。それはそば屋の嫁が作る手作り芋こんにゃくを食べながら飲むビールが今の楽しみ。

がまこう庵手作り芋こんにゃく

がまこう庵の手作り芋こんにゃく今年もはじめました。薪ストーブの灰をアク汁にこんにゃく芋から作るこんにゃく。田舎ならではの手作りのこんにゃく。これがプルプル食感でたまらなく美味いの。この時期楽しみなのは味見と言いながら持って帰り家で晩酌で食べる芋こんにゃくの刺身。生姜醤油で頂く。

こんにゃくは刺身に限るなぁって1人で納得しながらビールを飲む。やっぱり美味しいわーーー。マジで最高。これを作ったそば屋の嫁は天才かよ!!

こんにゃく芋ってどんな植物?

店先にゴロゴロ転がる石みたいなもの。これ何かわかりますか?

こんにゃく芋です。名前の通りこの芋を使いがまこう庵のこんにゃくを作ります。こんにゃく芋も見るのは珍しいと思いますが、この芋が畑にある姿もあまり見かけないと思います。

こんな感じでこんにゃく芋は夏場は畑で育っています。土の上にまだら模様の茎がニョキニョキと生えてます。キリンの首があるみたいですよね(笑)この茎の下を掘るとこんにゃく芋があるんです。

こんにゃく芋。大中小と大きさがいろいろです。この大きさの違いは何なのか?というと別に養分が偏った訳ではありません。土に入ってた年数で大きさが違うのです。5年ものや6年ものになるともう特大です。1つの芋で10kg以上の重さになります。

このがまこう庵のこんにゃくは意外とファンが多いんです。こんにゃくだけ買いに来る人もいるぐらい(笑)

こんにゃく。作り方はシンプルだけど難しいです。

こんにゃく芋と我が家の薪ストーブの灰からとったアク汁を混ぜ合わせてこんにゃくを作ります。

作り方はすごくシンプル。難しい動作はありません。こんにゃく芋とアク汁をミキサーに入れて撹拌して、ドロドロなったものを型に流し込むだけ。それを一晩寝かし、次の日に形を整えて切って鍋で煮るだけ。

簡単でしょ。すぐ作れそうでしょ。

でも毎年よく失敗します。難しいのはアク汁の濃度。固めるためにアク汁を使うのですがアク汁の濃度の調整が難しいのです。どれぐらい入れれば良いのかアク汁の濃度が毎回一定でないためにこの難しさがあります。

なんでアク汁の濃度が毎回違うのか?それはストーブで燃やしてる薪がいろんな木を燃やしているから。灰になればどの灰も一緒に思えるかも知れませんが違うのです。何の木を燃やしたかによって違いが出て濃度が変わるの。まーーそこが難しいところ。じゃ同じ木を燃やせば良いじゃないかって思われるかも知れませんが。またそれも難しいのです。邪魔になった雑木を燃やしているので都合よく同じ木はなかなか手に入らない状況。

そんな難しいならいっその事こんにゃくを固める凝固剤を使えば簡単にできちゃうじゃん。大抵のこんにゃくは凝固剤で固めています。でもウチはそれはしません。やはりアク汁で固めたこんにゃくは味が全然違います。味、食感がまろやかなんです。この美味しさは凝固剤には出せませんの。そして何より田舎ならではの手作りの作り方で作りたいの。これは田舎にあるそば屋の使命だと誰も求めてないかもしれないけど勝手に思っています(笑)

これからもアク汁と悪戦苦闘しながらもこんにゃく作りを楽しみます。

お客さんも喜んでくれるからやり続けられるのです。これからも頼んだぞ!!そば屋の嫁とがまこう庵スタッフ!!

という事でこうやって散々こんにゃくの難しさを偉そうに書きましたが。。。自分一度も作ったことありません(笑)

自分は薪ストーブを燃やす担当です(笑)

今年も燃やしまくるよーーー!!!!!!灰を出し続けます。まーこれも薪ストーブが勝手にしてくれるだけなんだけどね。

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1977年宮崎県都城市生まれ、そば屋がまこう庵2代目。 (株)がまこう庵代表取締役、都城産のそばを多くの人に知ってもらい喜んでもらいたい。そして都城のそばを世界へ。 自分の育った都城が大好きでそばと共に都城の事も発信していきたい。
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