大根がたくさん採れるけど食べきれない。そんな時は昔の人の知恵でどうにかなるものです。

ウチには2人の姉がいます。1人は広島なのでなかなか会えませんが。もう1人の姉はお店の近くに住んでいて、そば屋のすぐ下でカフェコカプーと言うお店をしてます。

CafeCockapoo(カフェコカプー)、都城市吉之元町5186 - 「いいね!」1,018件 · 429人がチェックインしました - 霧島の麓にある小さなドッグカフェです。 犬のしつけ教室、お預かりトレーニングなどもしています♬

どうもこんにちわ。姉2人の長男のそば屋がまこう庵のそばっこです。

先日畑で1人で大根を収穫していたらその姉が気まぐれで手伝ってくれました。こんな感じ初めてです。自分が手伝うことはあっても姉が手伝ってくれるなんて。ちょっと怖いと思ったのはナイショです(笑)

こんな爆笑するかね(笑)

正直忙しかったので。この姉の手伝いはすごく助かりました。姉上ありがとう。

今日はそんな姉上と一緒に収穫した大根の話です

有機農業で育った大根

我が家の大根今シーズンもいよいよフィナーレを迎えようとしています。

そば屋だけど父親と共に農業もやっています。農薬に頼らず自然の力だけに全てを任せた農業です(笑)

そんな有機農業で育てた大根を仕事が終わりに引っこ抜いてた日々の12月。

まずは大きく育ったものを中心に抜いて小さい大根は大きくなるのを待って抜く。そんな大根の成長を美味しそうって思いながら待つ。待ち長かったけど。ようやく最後の大根を抜きました。

農業をやって昔の人の知恵に助けられる。

農業をやって思うことがあるんです。それは自分の都合通りには仕事が進まないということ。農作物の成長にこっちが合わせて動かないといけない。忙しいからといって作物は成長を止めてくれないということです。

現にこの12月は新そばや年末と忙しい時期で、正直大根とかに構ってられないと思ってました。そんな余裕もないくらい忙しかった。でも忙しいからって収穫しない訳にもいかない。。。大根は大きくなるし。。。こう言うことです。農業って。人間の都合じゃない。作物の都合なのです。そんな事を必死で自分に言い聞かせながら、頑張って大根の収穫しましたよ(笑)

さらに農作物を作ると問題が出てくる。どう言う問題かって言うと。大量に一気に収穫されると言う事です。

大根もだいたい収穫時期が同じ。一気に大量の大根がとれるの。生の大根を毎日三食食べても全然余ります。ていうかこんなにいっぱい食べれないです(笑)これは家庭菜園とかしてる人ならわかってもらえるかな。たくさんできた作物の処理です。自分たちはこの大量にできたものを昔の人の知恵に助けてもらい。長期保存をしていきます。

昔の人の知恵が役に立つんです。天日干しだったり、漬物だったり。酢につけたり、塩につけたり。いろんな方法で長く食べれるようにする知恵。ていうかこんなことを考えた先人ってすげーっす。そしてその知恵でそば屋は毎回助けられてもらってます。

そんな大根の行く末を今日は紹介しますね。

たくあんにする

洗った大根をそのまま漬物用に干した。

干して並べるとアートっぽくなる気がする

二、三週間干した大根は干からびます

シワシワ大根

このシワシワになった大根を米ぬかとウコンと塩と昆布、唐辛子を混ぜ込みで樽に入れてる。サプライズアイテムとしてこれ!!

干し柿を作る時に剥いた柿の皮

柿の皮です。コレをカラカラ干した物も漬ける時に一緒に混ぜ込みます。この柿の皮を入れると甘みが増します。みかんの皮も良いですので漬物をしょうと考えてる方はぜひお勧めですよ。

そんないろんな物が混ざった樽にしっかり重石をのせて3ヶ月漬け込む予定。保存も考えて多めの塩分で混ぜて漬けました。どんな漬物になるんだろうなーー。今から楽しみ。たくあんはマジで美味しいし、保存食としては便利だなー

切り干し大根で1年間大根が使える

洗った大根を薄く切って、店先でこんな感じで干して切り干し大根にします。

太陽の日差しを使い大根を干す風景は
田舎では普通の風景。切り干し大根
薪ストーブの上で仕上げの乾燥

天日干しである程度乾かす。でも保存を考えるともっときっちり乾燥させたいんだなー。でもウチには乾燥機とかはない。なので↑の写真みたいに薪ストーブの上に広げって乾燥させる。このやり方で結構カラカラになり、仕上がるんです。

それにしても薪ストーブすごいなー。こうやって大根やしいたけなどを乾燥させてくれるし。部屋は暖めるし、ストーブの上ではお湯やお茶は沸かすしてくれる。しかも薪ストーブがあるだけで店の雰囲気がいい感じ。さらに薪ストーブででた灰はウチでは手作りこんにゃくを作る時のアク汁になる。薪ストーブがこんな活躍するそば屋はないだろうなー(笑)薪割りは大変だけどね。

そば屋のメニューの中にある田舎煮しめに使います。こうして切り干し大根にしておくと1年間大根が使える。使いたい時に使えるから便利なんです。

ウチで取れた大根の切り干し大根

もちろん店内でも切り干し大根も絶賛販売中!!無くなり次第終了です。

大根を洗う時のそば屋の知恵

大根を抜くのは簡単だけど泥つきの大根を洗うのが大変。

夏なら良いけど。。。今は冬。寒い上に水が冷たい。

そこでそば屋がやっている大根の洗い方は軍手をはめたまま大根をこすりながら洗う。軍手をはめた手がたわしの代わりになり楽なんですよ。えーーと。どんな感じで洗うかというと画像がありません。ごめんなさい。これはわかりにくいですね。次からもっと分かりやすくしますね(笑)

結局今日何が言いたいかっていうと。

大根がいっぱい取れたけど、先人の知恵によって長い間大根が楽しめますと言う事でした。加工するのは大変だったけどね(笑)

今年も大根に疲れたー。でもこれであとは食べるだけなので一安心です(笑)

よし。これからは年末。農業は一休みして、そば屋が本気出します。年越しそばはそば屋が主役だからねーーー。持ち帰りの予約はお済みですかー?今年から予約のみの販売ですので気をつけてくださいねーー。29日までで締め切りまーす。

それじゃまたですね

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1977年宮崎県都城市生まれ、そば屋がまこう庵2代目。 (株)がまこう庵代表取締役、都城産のそばを多くの人に知ってもらい喜んでもらいたい。そして都城のそばを世界へ。 自分の育った都城が大好きでそばと共に都城の事も発信していきたい。
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